おじさん公務員のお金に関するメモ【自分用】

おじさん公務員によるお金に関する記事です。自分で勉強するためのメモなので、参考程度に読んでいただけたら、、、

【年金】イデコの出口戦略について考えます

先日

友人とイデコについて話していて、出口戦略が難しかったので、メモします。

 

掛金を毎月12000円として、60歳まで年利5%で運用すると、約700万円になります。

 

この700万円をどんな風に受け取ったらお得か考えます。

 

色んな受け取り方がありました。 

 

年金形式

60歳になったときに、これまで貯めた分を少しずつ取り崩していくパターンです。

通常65歳から受け取ることとなる厚生年金を70歳まで繰り下げすることで、受給額が142%となるので、私は厚生年金を70歳まで受け取らない予定です。

なので、退職後の60歳から70歳の間に厚生年金の代わりとして受け取るとして、毎年70万の受給となります。

イデコを年金形式として受け取ると雑所得扱いになります。雑所得は、毎年70万円までは税金が発生しないので、イデコを毎年70万円で受け取るのはありですね。

 

一時金形式

60歳になったときにまとめて受け取るパターンです。

イデコをまとめて受け取ると所得税のなかでいうと退職所得となります。

例えば、60歳の定年で退職した場合にイデコを同時に受け取る場合を考えてみます。

退職手当2000万円とイデコ700万円の2700万円が退職所得として課税されます。

勤続年数が37年となるので、退職所得控除は、800万円+70万円×(37年-20年)となって、1990万円となります。

(2700万円-1990万円)/2の355万円に課税されます。

355万円×20%-42.75万円の約28万円が税金となります。

退職控除ってすごいですね。

 

ここで考えたのは、退職手当は60歳で受け取って、イデコは61歳で受け取ったら良いのでは?と考えましたが、、、それはできませんでした。

イデコは、前年以前14年以内に退職一時金などをもらっている場合、退職所得控除を計算する際の勤続年数の重複期間を差引かれてしまうようです。

 

計算してみます。

退職手当 60歳時点

(2000万円-1990万円)/2の5万円に課税されます。

5万円×5%の約2000円が税金となります。

イデコ一時金 61歳時点

(700万円-80万円)/2の310万円に課税されます。

310万円×10%-9.75万円の約21万円が税金となります。

合計すると2年で約212,000円の税金となります。

まとめて受け取るよりは少し抑えられました。

 

じゃあ、50歳で早期退職して、イデコは65歳で受け取りましょう!なんか意地になってきましたね

 

退職手当 50歳時点

退職手当は1300万円と仮定します。

勤続年数が27年となるので、退職所得控除は、800万円+70万円×(27年-20年)となって、1290万円となります。

(1300万円-1,290万円)/2の5万円に課税されます。

5万円×5%の約2000円が税金となります。

イデコ一時金 65歳時点

加入年数が25年となるので、退職所得控除は、800万円+70万円×(25年-20年)となって、1150万円となります。

退職所得控除の範囲内なので、税金は発生しません。

合わせて、2,000円でした。かなり抑えられましたね笑

そもそも退職手当が700万円くらい減っちゃうのでいいんですかね?笑

 

まあ、退職手当の時期とイデコの受け取り方は気をつける必要があるってことですよね。

 

ふと思ったのは、あくまで所得税しか考えてないですが、住民税はどうなるんですかね???

 

もう疲れたのでこれくらいにしときますわ、、