【年金】イデコについてお勉強その1
今日は、イデコについて勉強したいと思います
○イデコとは
正式には、個人型確定拠出年金という名称なので、投資ではなく年金のことですね
名前のとおり、通常の年金はプロが運用してくれていますが、イデコは自分で商品などを選んで自分で運用することになります
年金なので、60歳以降に受け取ることとなります。これがなんだかデメリットに感じてこれまで契約していません。運用益が悪い時に解約ができないってことですね
受け取り方は、60歳以降に自分で決めることができます。年金、退職金、年金+退職金のどれかから選びます。
受け取り方は、節税メリットを考慮しながら考えたほうがいいですね
○節税メリット その1 受け取り時
節税メリットの1つは、受け取り時の節税効果です。
イデコで積み立てた分を退職金として受け取る場合は、退職所得の扱いとなります。退職所得に係る税金の計算は次の方法になります。
退職所得=(退職金ー退職所得控除)×1/2
この退職所得に所得税と住民税の税率がかけられ、退職金から差し引かれることとなります。
所得税はさらに、退職所得によって、税率が異なり、控除額も変わります。
住民税は10%ですかね、
脱線しましたが、
退職所得控除の計算は、勤続年数によって異なります
・20年以下
40万円 × 勤続年数(80万円以下のときは、80万円)
・20年超
800万円 + 70万円 ×(勤続年数 - 20年)
定年まで働いたとして、
800万円+70万円×(38年 - 20年)
となるので、退職所得控除の上限は2060万円となります。
退職金+イデコの金額が2060万円に収まるなら、退職金としてイデコを受け取ってもお得となります。
次に年金として受け取った場合の節税メリットですが、
年金としてイデコを受け取ると、他の公的年金と合算され、雑所得となります。
雑所得には、所得税と住民税がかかります。
雑所得にかかる所得税の税率は5.105%となり、住民税は10%となります。
65歳未満は年間70万円までは非課税、65歳以上は年間120万円までは非課税となります。
あるサイトによると退職まで勤めた場合の公務員の公的年金は、約189万円とありました。
そこで、公的年金の受け取り時期を70歳まで繰り下げ、60〜70歳はすこーし働きながらイデコで積み立てた部分を受け取るのがお得なのではないかなと
○節税メリット その2 積立時
イデコで積み立てた掛金は、全額が所得控除の対象となります。
公務員は月に最大12000円の積み立てができるので、その場合は、現在の所得だと所得税と住民税合わせて年に28800円の節税となります。
あるサイトでシュミレーションしてみたところ、退職までに72万円の節税効果があるようです。
○節税メリット その3 運用時
投資信託などで運用する場合、20.315%の税金がかかります。ですが、イデコで運用した場合には、運用益がすべて非課税になります。
本来は税金として引かれるはずの運用益が投資に回されることになり、複利を最大限に生かすことができます。
○まとめ
60歳まで使えないのはびみょーですが、1万円前後から積み立てでき、税金の控除も大きいので、使ってみたいと思います。
次回は手続きの方法などをメモりたいと思います。